【お悩み解決】女医に診てもらうべき患者さんとは?男性医師に相談しづらい方も安心できる診察のポイントを女性皮膚科医が解説【デリケートゾーン、美容、子供・思春期の皮膚トラブル】

よくある質問
今回のテーマは「女医さんに診察してもらうべき患者さん」についてです。
皮膚科に限らず医療現場では、患者さんが安心して診察を受けられることがとても大切です。そのなかで「女医さんに診てもらいたい」と希望される方は少なくありません。今回は、どんな方が女性医師を希望されるのか、その具体例をご紹介します。

プライベートな部位の相談が恥ずかしい方

最も多いのは「デリケートな部位の相談」をしたい患者さんです。
たとえば、陰部や胸・おしりといった体のプライベートな部分について、男性医師に診てもらうのに抵抗を感じ、女性医師を希望されるケースがあります。
特に小さなお子さんの場合も、体の服で隠れている部分の診察では「女性の先生にお願いしたい」という保護者の声が多くあります。
また、思春期のにきびや体毛の悩み授乳中・妊娠中の皮膚トラブルなど、男性医師には少し言いづらいと感じる場面も少なくありません。そのようなとき、同性である女医に安心感を求める患者さんが多いのです。

肌の悩みを相談しやすい

美容や肌トラブルに関しては「女性同士だからこそ相談しやすい」と感じる患者さんもいらっしゃいます。
以前、顔に小さな白いプツっとしたできもので来院された女性がいました。その方に「これは稗粒腫(はいりゅうしゅ)なので、気になるなら少し針で取ることもできますよ」とお話ししたところ、「よかった!別の病院では男性の先生に“気にしなくていいし放っておけば?”と言われてしまって…。やっぱり女性の先生のほうが理解してくれてありがたいです」とおっしゃってくださいました。
美容に関するお悩みは、「美意識が近い同性の先生に相談したい」と思う方が多いのだと思います。
化粧品トラブルや「どんな化粧品が合うのかわからない」といったご相談、また女性特有の肌トラブルに関しては、やはり感覚の近い女性医師のほうが話しやすいと感じられるのでしょう。

子どもの皮膚トラブルで来院する保護者

お子さんのおむつかぶれ、アトピー、とびひなどの皮膚トラブルで受診されるときに、「母親の気持ちをわかってくれるのでは?」と女医を希望されるケースもあります。
皮膚科は比較的女性医師が多い診療科ですが、開業医の現場では男性医師が多いのが実情です。そのため「女医さんが診てくれる皮膚科を探しました」と言われる保護者の方も少なくありません。
子育て中のママドクターが多いという点も、患者さんに安心感を与えているのだと思います。

過去に男性医師で嫌な経験をした患者さん

中には「男性医師で嫌な経験をした」という理由から、女性医師を希望される患者さんもいらっしゃいます。
たとえば、
診察時の言葉がきつかった
デリケートゾーンの診察で恥ずかしい思いをした
生理時のかゆみが理解されなかった
下着の相談をしても曖昧に流されてしまった
メイクでにきびを隠していたら「隠すな」と叱られた
こうした経験をした方が「女医さんなら安心して相談できる」と考えるのは自然なことです。

まとめ

今回は「女医さんに診てもらうべき患者さん」についてお話しました。
デリケートな部位の診察に抵抗がある方
美容や肌の悩みを同性に相談したい方
子どもの皮膚トラブルで母親目線の診察を希望される方
過去に男性医師で嫌な経験をした方
こうした場合には、女性医師の診察を選ぶことでより安心して相談できると思います。
現在では、多くのクリニックで女性医師の診察日をホームページや受付で案内しています。受診を検討される場合は、事前に確認されると安心です。
当院でもほぼ毎日、女医が診察を担当しています。
患者さんが安心して医療を受けられることが一番大切ですので、ご自身に合った医師を見つけていただければと思います。
動画でも解説しています↓

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