いいですね!じゃピアスの穴あけに
役立つ6つのポイントをお話しますね。
わぁ知りたいです♪よろしくお願いします!
みなさん、こんにちは。皮膚科医の玉城有紀です。
今日お話する内容は新生活でピアスあけたいなと思っている方に役立つ情報が盛り沢山ですよ。
今日お伝えしたいのはこちらです!!
最後までご覧頂きますと、ピアスの穴あけについてよくおわかりいただけると思います。
ピアスは自分で開けるものだと思っていませんか。
新生活に合わせて新しいおしゃれを手軽に楽しみたい人必見です。
1 痛みはどれくらいか
まずは痛み!
これが気になってる方も多いと思います。
ちょっとジーンと痛くなってきて、一番痛いのが20分~30分くらいです。
それからは結構皆さんもう大丈夫っていう感じです。
開ける瞬間はそんなに怖がらなくても大丈夫です。
大体夜までには引くと思います。
今までピアス開けて痛みで泣いた方はいませんでしたので、そのくらいの痛みと思っていただければ大丈夫かなぁと思います。
2 開ける位置
開ける位置は耳の厚みや形に合わせる必要があります。
下すぎると重いピアスで穴が大きくなって耳がきれてしまうこともあります。また耳側に寄せてしまうと、正面から見たときにせっかくのピアスが見えなくなってしまいます。
実は耳って完全な左右対称ではないのですね。
だからマーキングした後にこの位置でいいかなって確かめてから開けています。
3 金属アレルギー対応のピアスについて
金属アレルギーがある方は、かゆみとかジュクジュクとかアレルギー症状が出てしまうと困りますよね。
そもそも金属アレルギーってどうして起こるかというと、金属は汗や体液にふれるとゆっくり溶け出して微量に体内に入るのですね。
そして一口に「金属アレルギー」といっても、身の回りにはいろんな金属があります。
ですが、特にニッケルやコバルトは溶けやすくアレルギーを起こしやすい金属です。
また純金やプラチナは溶けにくいと言われています。
ピアスを開けると穴ができるまでの間はファーストピアスをつけますが、皮膚というバリアがない状態で金属が接するので、他のアクセサリーよりも金属アレルギーを起こしやすいです。
耳たぶが厚い方はピアスと耳の隙間が狭く擦れてしまうことがあります。
またアフターケアが不十分だったり、衣類の着脱やタオルでひっかけて傷つけてしまったり、ピアスの入れ替えの際に傷つけてしまったりすることもあります。
ですから元々金属アレルギーない方でも、ご不安な方はアレルギー対応のピアスをおすすめしております。
当院でもそちらを使用しています。
純チタンは普通に日常生活を送ることでイオン化することはまずないので、金属アレルギーになってしまうこともないのです。
4 ピアスホール定着までの期間
ピアスホール定着までの期間は個人差がありますが、最低1ヶ月はつけっぱなしにしておくようにお願いします。
5 ピアス孔の洗浄方法
ピアス孔の洗浄方法についてですが、洗浄はピアスを外さないで行います。
シャワーなどでピアスの部分を洗い流しましょう。
力を加えると傷の原因になりますので、泡立てた石鹸で優しく洗いましょう。
とくに裏のキャッチの部分に皮脂や分泌物がたまりやすいので注意が必要です。
ファーストピアスが終了した後もこの処置は継続するとよいでしょう。
ピアスの穴をあけるという行為は皮膚や組織に傷をつけ、日本では医療行為にあたる為、医療機関でのみの穴あけが許可されています。
傷がある状態でピアスを長い間つけていると金属アレルギーの原因になってしまいます。
早めに治療をうけてくださいね。
6 ピアスのトラブルあれこれ
ピアスのよくあるトラブルは以下の4つです。
まずピアスホールの細菌感染についてご説明します。
原因はピアスを挿入する時にピアスホールを傷付けてしまうことです。
ピアスをピアスホールにまっすぐ挿入しないと、中の壁を傷付けてしまい細菌が感染して炎症を起こします。
このような状態になると、ピアスホールの部分に痛みを生じたりピアスホールの周囲が熱をもって腫れたりピアスホールから膿が出てきたりします。
細菌感染に対しては、抗生物質の内服薬や外用薬を使用します。
次に消毒薬のかぶれや金属アレルギーについてです。
ピアスをしている部分がかぶれた時には、次の二つの可能性があります。
いずれの原因でも共通した症状として、ピアスホールとその周囲のかゆみ、ジクジクと汁が出る状態、赤くただれた状態、などが見られます。
消毒薬のかぶれは市販のスプレー式消毒薬を使用した人によく起こります。
金属アレルギーを起こしやすい金属は、ニッケル、コバルト、クロームです。ステンレス合金や金メッキの下地などに使用されています。
医療用ステンレスやニッケルフリーと表示されていないステンレス製品は避けた方が良いでしょう。
金属アレルギーが疑われた場合には、どのような金属にアレルギーがあるのかを調べるためにパッチテストという検査を行います。パッチテストとは、背中もしくは腕に複数の金属試薬を含ませた絆創膏を貼り付けて、その部分の皮膚に反応が出るかどうか見る検査です。
対策は、原因となった消毒薬やピアスの使用を止めて、抗アレルギー薬の飲み薬やステロイドの塗り薬によって治療します。
次はピアスの埋没についてです。
これは、ピアスを付けたままで寝てしまった時に起こりやすいトラブルです。
横向きに寝てピアスが圧迫されることや、キャッチを押し込みすぎて耳たぶがピアスのヘッドとキャッチに挟まれた状態になることが原因になります。
最後に、ピアスのケロイドについて説明します。
ピアスを開ける行為も軽い外傷の一種ですので、ケロイドになる可能性があります。
ケロイド体質がない人でも、ピアスホールの状態が良くないのに放置していると炎症が慢性化してピアスケロイドを生じることがあります。
ピアスケロイドになてしまったら、ステロイドを塗ったりステロイドのテープを貼ったり、ひどい方はステロイドを注射することになりますが、非常に治りずらいです。
動画でも解説していますので、是非ご覧ください。
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