【シミ改善!!】美白剤ハイドロキノン の効果と使い方、トレチノインとの併用について【皮膚科専門医が徹底解説】

シミ・美肌
ハイドロキノンを使えば色白になれるって本当ですか?
玉城有紀
玉城有紀

ハイドロキノンは確かに肌の漂白剤と言われています。

では今回はハイドロキノンについてお話しましょうか!

お願いします。

みなさん、こんにちは。皮膚科医の玉城有紀です。

肌の漂白剤ともいわれているハイドロキノンですがシミの改善や予防が出来る塗り薬になります。

今回はこのハイドロキノンについて効果や注意点などを詳しく解説したいと思います。

1ハイドロキノンとは
2ハイドロキノンの効果
3トレチノインの併用
4トラブル対策
5使い方

1 ハイドロキノンとは

ハイドロキノンとはイチゴや麦芽、コーヒー、紅茶などにも含まれる天然の成分です。

フィルムを現像する際にも使用され、作業していた人の手が白くなったことから発見されました。

 

 

 

 

 

ビタミンCの約100倍の美白効果があると言われています。

海外では古くから化粧品やクリームに使用されていて20年以上の歴史があります。

日本では2001年に薬事法が改正されてハイドロキノンを配合した化粧品が販売されるようになりました。

市販の化粧品に含まれるものは配合濃度が低いので、効果を出すためにはクリニックで医薬品をご購入されることをおすすめします。

2 ハイドロキノンの効果

ふつう表皮の中にあるメラニン(シミ)は 肌がターンオーバーすると外に出ていくのでシミは消えていきます。

しかし加齢・紫外線・乾燥などが原因となってターンオーバーが遅くなると、メラニンが沈着してシミになります。

 

 

 

 

ハイドロキノンにはメラニンの生成を抑える働きとメラノサイトというメラニンを作る細胞の働きを弱める作用があります。

いわゆる茶色いシミに効果があります。

 

 

 

 

具体的に言うと、日光が原因のシミで30歳くらいからでき始め年齢とともに増える老人性のシミに効果があります。

あとは傷や火傷、虫刺されの後にできるシミの炎症後の色素沈着や肝斑にも効果があります。

3 トレチノインとの併用

肌の漂白剤と言われるハイドロキノンですが、すべてのシミに効果があるわけではありません。

残念ながら皮膚の浅いところにあるシミにしか効果がありません。

深い部分にあるシミレーザー治療が必要になります。

また加齢に伴うシミや慢性的な湿疹、ニキビの後の出来る色素沈着にはハイドロキノンだけを使うのではなく、一緒にトレチノインという薬を使うほうが効果があります。

トレチノインはビタミンA の誘導体です。

肌のターンオーバーを促すことができ、表皮の深いところにあるメラニン色素を外に押し出し、シミの改善をする塗り薬です。

 

 

 

 

ハイドロキノンを単体で使うよりトレチノインと併用することで浸透効果をアップできます。

トレチノインでメラニン色素を外に出しハイドロキノンで新たなシミの生成を阻害します。

このようにシミをきれいにするにはハイドロキノンとトレチノインの併用が効果的ですが、トレチノインはずっと使用すると耐性が起きて効きづらくなりますので休薬期間が必要です。

最初の1ケ月半はハイドロキノンとトレチノインの両方を使って、次の1ケ月半はハイドロキノンだけつけるというサイクルを繰り返すことになります。

4 トラブル対策

・ハイドロキノンの治療初期に皮膚に赤みが出たり、ヒリヒリした違和感が出ることがあります。

 

 

 

 

 

これはハイドロキノンの刺激によって引き起こされた症状です。 

赤みや痛みが強い場合は使うのを中止してください。

基本的には1日2回使うのですが、副作用が強い場合は1日1回か2日に1回に使用を減らして下さい。

刺激が気になる方は、先に腕などの目立たない部分に塗ってみてかぶれないかパッチテストをしてからお使い下さいね。

・イドロキノンの濃度が濃かったり試用期間が長い場合は肌が白く抜ける白斑が起こることがあります。

 

 

 

 

 

これはハイドロキノンの作用でメラノサイトが刺激を受けた結果、細胞自体が失われてしまうためです。

ただ安心して下さい。

濃度が5%までのハイドロキノンでは白斑が起きた報告はないです。

ですから当院を含め、多くのクリニックはだいたい4%のハイドロキノンにしています。

長く続ける方は半年から1年を目処に休薬期間を設けているクリニックもありますが、明らかな基準はありません。

・紫外線対策は必要です。

 

 

 

 

 

メラ二ンは本来、紫外線から肌を守る働きがあります。

ハイドロキノンの治療で皮膚のメラニン色素が少なくなると、肌が紫外線に対して無防備になります。

プールなので強い紫外線を浴びるときは、ハイドロキノンを避けるかしっかり日焼け止めを使うことをことも覚えておいて下さい。

4 使い方

朝晩の洗顔・化粧水の後にシミが気になるところに塗ります。

ハイドロキノンは少しベトベトしているので、残りの部分に乳液をつけることが多いです。

朝は日焼け止めを必ずつけて下さい。

 

 

 

 

トレチノインを一緒に使う場合ですが、トレチノインは夜だけに使います。

洗顔・化粧水のあとでシミにピンポイントでトレチノインを塗ります。

数分してトレチノインが乾いたらハイドロキノンをつけます。

トレチノインを塗ってない部分から内側に向けて塗って下さい。

外側に塗り拡げると、必要がないところまでトレチノインを塗り拡げる事になりますのでご注意ください。

飲む日焼け止めを一緒に使うのもとってもおすすめです。

 

 

 

 

 

まとめ
・市販のものは配合濃度が低いので効果を出すためにはクリニックで医薬品を購入すると良い
・ハイドロキノンにはメラニンの生成を抑える働きとメラニンを作る細胞の働きを弱める作用がある
・トレチノインと併用すると効果が上がる
・ハイドロキノンの副作用が強い場合は使用量を調整する
・白斑防止のために4%のハイドロキノンを処方されることが多い
・紫外線対策が必須

動画でも解説していますので、是非ご覧ください。

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