こんにちは。皮膚科専門医の玉城有紀です。

今回は、現役の皮膚科医である私が考える「世の中に必要とされ続ける医師像(名医の条件)」について、少し裏側の本音も交えながらお話しさせていただきます。
医師が考える「名医の3つの条件」
私が考える名医の条件は、大きく分けて以下の3つです。
1. 嘘をつかない「誠実さ」
長年診察をしていても、正直なところ「むむ…なんだろう?」と、すぐに病名が思いつかないケースはあります。そんな時、知ったかぶりをせず「当院ではここまでしか治療できないので、専門の大きな病院をご紹介しますね」と素直に言えることが、一番の誠実さだと思っています。

以前、患者さんが「出たり消えたりする」とおっしゃる皮膚症状がありました。悪性腫瘍の場合、通常は症状が消えることはないため迷いましたが、私の目にはどうしても「悪性っぽい」という不安が拭えませんでした。 患者さんのお話を否定するわけではありませんが、「念のため調べてみましょう」と大学病院で皮膚生検をしていただいた結果、やはり悪性腫瘍が見つかったのです。あの時、誠実に向き合って紹介して本当に良かったと心から思いました。
また、万が一ネット等で良くない口コミをいただいた際にもショックは受けますが、「こちらが至らず、そう思わせてしまった」と反省し、真摯に気を引き締めることも誠実さの一つだと思っています。
2. 日々アップデートする「勉強を続ける姿勢」
今はインターネットで大抵の病気や治療法が調べられる時代です。Yahoo!ニュースなどで新しい薬の情報を知り、医師に質問される患者さんもたくさんいらっしゃいます。
「先生にすべてお任せします」という昔の時代とは違います。国家試験や専門医試験に合格したから終わりではなく、最新の医療を日々勉強し続けること。それが、1つ目の「嘘をつかない誠実さ」にも直結すると考えています。

3. 知識以上に大切な「コミュニケーション能力」
医師免許や専門医資格を持っている時点で、ある一定の診察能力は保証されています。しかし、それはあくまで「最低限の当たり前」の知識です。

40年ほど前なら、医師は神様のような存在で、タバコを吸いながら診察をしたり、髪がボサボサで白衣が汚れて横柄な態度だったりしても患者さんは来てくれました。 しかし今は違います。患者さんが本当に求めているのは以下のようなスキルです。
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話をしっかり聞き、言いたいことを理解してくれる
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専門用語を使わず、分かりやすい言葉で説明してくれる
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ベストな選択肢を提示し、一緒に治療方針を決めてくれる
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身だしなみを整え、清潔感を持って接してくれる

行きたくない場所から「行きたい場所」へ!当院のこだわり
こうした「名医の条件」を胸に、私自身もクリニックづくりにおいて大切にしている「7つのこだわり」があります。
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お子様がワクワクする工夫 退屈しないようアンパンマンのおもちゃを用意したり、頑張ったご褒美にガチャガチャを置いたりしています。また、私は顔立ちが少しキツく見られがちなので、あえて「柔らかい話し方」を心がけています。
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女性が安心できる空間 女性の患者さんが服を脱いで診察を受ける際、恥ずかしくないように医師を含めスタッフは全員女性です。
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美容施術も「すべてドクターが担当」 一般の皮膚科では看護師が施術を行うことも多いですが、当院では責任を持って医師自らが美容施術を行います。
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お薬の丁寧な使い方の指導 「他院で薬だけ出されたけれど、いつまで・どう塗ればいいか分からない」という声をよく聞きます。当院では期間や使用量をしっかりご説明します。
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ステロイドを使わない治療の選択肢 ステロイドに抵抗がある方にも治療を提供できるよう、「光線治療(保険適用)」なども取り入れています。
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ママドクターによる「子育てサポート」 少子化で一人っ子が増え、子どもの擦り傷のケアや「水いぼ」を知らないお母さんも増えています。当院はママドクターが多いので、「陰部の正しい洗い方」や「この症状なら様子見で大丈夫ですよ」といったアドバイスを通し、ママたちの心の拠り所になれるよう努めています。
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一般皮膚科(保険診療)への真剣な向き合い 近年、研修医を終えてすぐに美容医療へ進む「直美(ちょくび)」と呼ばれる医師が増え、一般皮膚科に向き合う医師が減っていることが社会問題になっています。そんな時代だからこそ、皮膚科専門医が保険診療をメインにしっかり診察することを当院の最大の特徴としています。

ネットの情報に振り回されない「自分で守れる肌」へ
今はネット上に情報が氾濫しています。 例えば「ステロイドを塗ると肌が黒くなる」といった間違った噂や、ニキビ治療に関しても誤った知識をお持ちの方が少なくありません。


高いスキンケア商品をいきなり買わなくても、保険治療でしっかりとニキビは治せます。 また、自費(美容)のご提案をする際も、決して「売り込み」ではなく、その方に本当に必要だと思うものを「寄り添い」としてご提案しています。

もし患者さんが誤解されている場合は、「どうしてそう思われましたか?」「どこでその情報を耳にしましたか?」と不安な心に寄り添い、伝え方を工夫しながら正しい情報をお伝えします。それでもお考えが変わらない場合は、無理強いせず、その方に合った別の治療法をご提案します。
これからも皮膚科専門医として、正しい情報をYouTubeやブログで発信し、皆さんが“自分で守れる肌”を育てるサポートを続けていきたいと思います!
気になる肌トラブルがあれば、ぜひお一人で悩まずにご相談くださいね。




